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SAHRA |
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商品番号 |
nitem-00HD2RUE (0155204298-5500001) |
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販売価格 |
商品状態:78年49号裏表紙少イタミ、79年51号表紙スレ、少イタミ79年43号表紙端一部欠損、79年33号背少イタミ、80年14号少背ヤケ、80年12号背ヤブレ サイズ:B5 『おかあさん』(画・はしもとかつみ)は少年画報社「週刊少年キング」1978年35号~1980年31号連載。 1978年35,36,40~42,46~48号掲載分を収録したこだま出版ECコミックス『おかあさん』と、単行本未収録部分の掲載誌のセットです。 『愛と誠』終了から1年半。 少年マンガの世界で頂点を極めた梶原一騎に陰りが見え始める。 漫画原作以上に格闘技や映画へと傾倒していったこの時期、『四角いジャングル』に代表される格闘技実録路線、『カラテ地獄変』シリーズといったバイオレンス、そして、かつての栄光の中でもがき続ける『新・巨人の星』ように、梶原自身の鬱屈した思いが作中に噴出した作品が増えていった。 この時期唯一の新境地といえる作品が『おかあさん』。 離婚によって梶原一騎への側へ引き取られた次男・一誓氏に向けて、作品の中だけでも母親を感じさせてあげたいという思いから書かれた連作読み切り形式の作品。 斎藤 貴男「評伝 梶原一騎 夕やけを見ていた男」では、作者の思い入れほどの読者はついてきてくれず3か月ほどで終了と書かれていますが、実際は3年に及ぶ長期連載。 『柔道賛歌』のような激しい母子関係ではなく、標準的な核家族の日常生活。その中で少年の成長を抒情的に描いた、梶原一騎版「あばれはっちゃく」ともいえる新境地です。 梶原一騎=スポ根という読まれ方ではなくなってきた現在、そろそろ評価の対象になってくる作品だと思います。 週刊少年キングのこの時期は、公共機関でも蔵書が飛び飛びで、一気読みが困難な作品です。 |
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